■Day1

一日目は移動日。北京を経由し到着した敦煌の空港には現地手配会社社長以下スタッフ総出で出迎えてくれ熱烈歓迎である。ホテルへ荷物を置き、徒歩で沙州市場へ行き晩餐となる。地元の人が利用する餐館で食べきれないほどの料理を出してもらい、ビールもたくさん飲んでごちそうさまでした。

■Day2

世界遺産敦煌莫高窟にツーリング決定

今日の予定は午前中、バスで敦煌の莫高窟屈見学、昼食後着替えてバイクで星星峡に向かいキャンプである。
ホテルで荷物をサポートカーに積みスタッフ、参加者はバスへ乗車。その際日本語ガイド氏からバイクはすぐ乗れますか?と聞かれた。バイク乗りにバイクは乗れるかと聞かれても困ってしまうが。

さて、しゅっぱーつ、世界遺産の敦煌莫高窟だー。れれれ5分もしないうちに青空駐車場へ?。そこにはバイクが整然と並べられサポートカーのトラックまで用意されていた。なるほど、ここで午後から乗るバイクを決定したり、打ち合わせでもするのか思ったら、ここからバイクでスタートしてくれとのこと。
添乗員の菊地氏、そうであればホテルで着替えたものをと手順の違いに少しあわてるが、変更は難しいらしい。ここからスタートすることに決定。

私はバイクに乗る時間が増えてよかったと思うし、なんといっても世界遺産の莫高窟にバスで連れられていくのではなく、バイクで行くのである。バイクツーリングで莫高窟へ行けるのは幸せだと思う。

バイクをピックアップ、走行開始

今ツアーで使用するバイクは中国製で150ccのオフロードタイプLF150。現地手配会社の達板城旅行社の所有で、会社があるウルムチから敦煌まで陸送して用意したもの。いずれも新型車で走行は2500qしか走っていない。程度の良さそうなものを早いもの順で選んでゆく。

私は赤い4号車を選ぶ。ギアをカチャカチャ?インジケーターの表示が納得できない。もしかするとロータリーチェンジではと思ったら案の定、5速のロータリーチェンジであった。
私ぐらいの歳になるとロータリーチェンジは分かるが、若い人はロータリーチェンジは理解できないだろう。ツアーの若者は苦労していた。修行、修行。

ツアー参加者は6名だがメカの人もバイクで参加するため7台のツーリングとなる。それぞれに着替え、バイクを選択しツーリング開始。
敦煌中心部から莫高窟までは20数qだったが、天気もよく市街地のポプラ並木を颯爽と走ると気持ちがいい。この時期にツアーが設定されてよかった。

市街地では牛や馬の代わりにバイクに乗る人は多いが、ツーリングしている人、ヘルメットをかぶっている人は見かけない。覆面で徒党を組んで走る日本からの摩托車団は、完全に異邦人である。

莫高窟

敦煌の市街地を抜けると砂漠になり、走り続けると遠くに赤茶けた低い山並みが見え、そこへ向かって走っている。どうやらそこが莫高窟のようだ。山の傾斜地に仏像、壁画を納めた石がいくつも作られており、今も発掘が続けられている。

ツアーの日本語ガイドもいるのだが、専門用語が多くなるため莫高窟専属の日本語ガイドを頼み、山腹に作られた石をまわり説明を聞いた。
壁画や仏像は輪廻転生から、世の中を含めた万物の成り立ちなどを表現したもの。仏典を一枚の絵に表しているものもあった。その説明をしていたら1年はかかるとのこと。日本の仏教と同じ教えを書いたものもあり、仏教は中国から伝来したものと理解できた。

見学も終わり外へ出ると壁画にあった飛天が数人?いや数名?違う数体現れた。壁画の飛天もきれいであったが目の前の飛天は、どの飛天もきれいで見とれてしまった。莫高窟では天女と飛天の違いをしっかり学んだし、きれいな飛天にも会えたし・・・罰当たり日本人めっ!と大仏像は怒っていたかも。

星星峡キャンプから招待所へ

敦煌からいよいよシルクロード、オアシス都市哈密(ハミ)までの220qほどの走行である。中国製のバイクはオフロード車の格好をしているが、オフロードタイプである。最高速度は90q、サポートカーが100q前後で走るとついて行くのが精一杯で、とにかくアクセル全開で走る。振動によるボルト、ナット類が飛んだり不調になるバイクが続出する。しかしボルト、ナット類の予備はあるらしく、すぐ直してくれるのだが。

2日目の宿泊は星星峡でキャンプ予定だったが、風が強くテントを張るのに難儀しそうなので招待所に宿泊した。
敦煌からオアシス都市哈密まで走ると、ちょうど星星峡で宿泊することになる。招待所は一昨年できたが予約の制度が無く、必ず泊まれる保証はないためキャンプとなっている。

キャンプをした場合は招待所で食事をして、寝具を借りる予定だったとか。そのため日本からキャンプ用品は持って行かなくてもよかった。
食事もおいしく部屋はきれいだったのだが、トイレは屋外にあり穴を掘って板を2枚渡してあるようなもの。風が強いと自分のおしっこが下に落ちないでひっかかる!砂漠で用足しをした方が快適である。









宿泊したホテル。マイクロバスとランクル、荷物も積み込み準備完了、莫高窟へ出発!

敦煌莫高窟へ向かったとと思ったら一気に駐車場へ!もしかするとこれがバッコウ屈??まさか・・・。
整然と並べられた7台、後ろがサポートカーのトラック。

地域、期間限定だが中国の免許が交付された。この免許交付に国際免許が必要です。これを受け取ったらライダーにへんし〜ん。日本にお持ち帰り可!

大衆食堂、ビアガーデンという雰囲気。日本人向けのメニューを選び、冷えたビールを苦労して出してくれた。ビールは一般的には冷やす習慣がないとか

小さい市街地は風よけでポプラ並木が多い

オフロードブーツで莫高窟を見て回った。疲れはしないが他の観光客から見たら異端者に見えるかな。

基本的にツアーメンバーは飛天は嫌いでないようだ。だからこうなる。

バイクは常に壊れるもの。メカの人も6台のバイクを時々点検、増し締めするが間に合わない。他のスタッフも手伝っていた。

招待所、新しいためきれいであった。トイレが・・・

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