絶対に安全な走り方というのはないですが、長年ツーリングを経験してこんなふうに走れば安全かなと10年ほど前から下記のような走り方を心がけています。バイクの機動性を生かした走りを少し押さえますから、かっ飛ばす人には苦しいでしょう。走りを極めたい人は別の日にソロや気の合った人とかっ飛ばしていただきます。
白バイが複数で走行する場合、交互に並び走ることをそう呼ぶのだそうです。信号の呼び方ではありません。右の写真は信号待ちでのショットですがそのまま車間距離をあけて2列で走行します。
状況の変化に対応しやすく注意力が低下した時や、眠たいときは意外と効果があります。また2列のため四輪が追い越しをかけにくいこともあります。
この走行で注意することは、初心者や経験の少ない人が状況によって1列になる時があることを理解してもらうことです。コーナーや狭いところを通る場合は自然と1列になるのですが、初心者や経験の少ない人は杓子定規にコーナー中にあっても何が何でも2列になりたがります。イン側であれば対向車と接触します。ヒヤヒヤすることが多々ありました。出発前のミーティングでは初心者がいた場合よく説明します。
ツーリングの参加台数が10台以上の場合2グループに分けます。A班B班で分け、班単位で走行します。班内で信号による列が切れた場合は停止して待つなどそれぞれで調整しますが、A班とB班離れた場合は無理に一緒になりません。集合、目的地まで別々に走ることがあります。無線もありますからお互いの状況は連絡し合います。
信号待ちや渋滞中は四輪の脇を抜けたいものです。が、台数が多くなると先頭から数台は脇をすり抜けられますが抜ききれないことがよくあります。幅寄があったり、列がとぎれる。追いつくため無理な走りをするなど初心者が苦労します、あせります。追い越し可能な道路でも追い越し、すり抜けはできるだけしないようにしています。
別にどうということはないのですが、かっ飛びません。20台前後が列をなしてかっ飛ぶことは不可能です。5速6速ギアがいらない人がたくさんいます。別の日に入れてください。KZ1300で参加した人に聞いたらツーリング中トップギアには1回入ったそうです。そのくらいゆっくりです。
よく怪我と弁当は自分持ちといいますね、基本的にはそうですが事故による怪我の場合、保険の範囲でツーリング中はもちろん玄関から玄関までの間補償します。以前はツーリングに出る度に誓約書を書きましたがとても面倒でした。保険料は一人800円の負担ですが趣旨に賛同していただき快く掛けてくれます。2年に1回くらいは保険の適用申請をします。掛け捨てでもったいないという声が続くよう願っています。