今回、いきなり会長からツーリング紀行レポートの提出を命じられた次第です。
約2年ぶりの作文となり、6回目の道中記になります。ご覧ください。
5月の、「福島ちょいのりツーリング」が終わった、と思っていたら瞬く間に6月になり、一泊ツーリングの時期になってしまった。
時間のたつのは、いやはや、早いものだ。
今回のツーリング先は、東北は岩手、湯川温泉「ふる里」である。地理的には、日本海側の鳥海山・太平洋側では岩手県、釜石を結んだ日本列島線上の真ん中くらいか。
週間予報を気にしつつも当日になった。
しかし、毎年この時期は天気予報も難しいらしく、毎日、予報が変化していたが、今回のツーリングではとりあえず雨の心配はないようだ。
当日5時起床。天候は薄曇り、朝方なので涼しいようだが、予報では最高気温30度とでているので、脱水に注意しなくては。
念のため、GSバイクのエンジンオイルをチェックすると、なんと規定値以下である。危ない・危ないと思いながらオイル補給を行う。ボクサーエンジンは、オイル消費が早いのである。
タイヤの減りも目に付くが、いよいよと取り換え時期がちかいようだ。
製造後20年も経つと、日頃のメンテナンスが大事だと思う。くたびれてきた、持ち主もしかり(^^;)
さて、あたふたとツーリングの準備などを行い、6時30分に家から出発する。
H本さんらは、いつものメンバーと、6時に出発しているはずだ。
走行コースも、7号から由利本荘・107号・横手方面と聞いているので、後を追いかける。
土曜日という事もあり、道路は空いている。若干、混雑ぎみの新発田を抜けて、7号を北上、早朝は涼しかったが、段々と日差しが強くなり気温も上昇してきた。
ようやく先発組と、道の駅「神林穂波の里」で合流できた。H本氏・K田氏・M橋氏・Y井氏・K井氏・K谷氏・M山氏・・いつものグループに入れて頂き、湯川を目指すツーリングは始まったのであった。
途中、たまに、ガス補給をしつつも、7号線を走行する。天気はピーカン ! 村上を過ぎてから、海沿いを走行する。青空と海の青さが、絶妙な風景だ。今まで、バイクで同じコースを走ったことがあるが、今日のこの景色は、素晴らしいの一言だ。
メンバーの皆さん方も無線で、この絶景を話題にしている。気持ちよく海風を受けて走行する。バイクツーリングの醍醐味である。
道の駅「あつみ」でひと休みし、次の休憩ポイントである象潟を目指す。
M山さんは、今回も映像記録のカメラ撮影係で、毎回、私たち走行シーンをとっている。
映像編集したDVDを頂くのも楽しみのひとつ。
さて、鶴岡市でM山さんと、はぐれる、ちょっとしたハプニングもあった。無線で連絡しつつ迷子になることもあるとは珍しいなと思いつつも、無事、合流できた。
引き続き進路を北へとる。混雑した酒田市街を抜けて、おけさおばこライン(秋田街道)を気持ちよく走る。
日本海には、珍しく、青空の下に飛島も良く見え、そして残雪を残す鳥海山の姿も現れてきた。
風景に癒され、快適なクルージングを満喫する。
圧倒される複数の風力発電機のサイドを走行しつつ、ちょうどお昼頃に、道の駅「象潟」へ到着する。
さすが、晴天の土曜日のせいもあり、車・バイクで混雑している。
メンバー各々、道の駅にてラーメンなど食べていたようだけど、道の駅のラーメンは、しいて言えば、当たりさわりのない気がするのはなぜ ? と思うこの頃。
まぁ、今風に言えば「普通に美味しい」部類だろうか。そして、小奇麗な店ほど、値段だけは高いわりに味がいまいちだ。
ここのツーリングの方々は、長い麺類を愛するオヤヂ達なのだ。とくにラーメンにはうるさい。
話がそれるが、福島・山都駅前の「じんべい食堂」。ここのラーメンが、あまりのインパクトがありすぎて会長がファンになり、店舗改装の際に「新津ツーリングクラブ」名前入りの業務用時計を寄贈したのだ。(行く機会がありましたら、入り口をはいって右側の壁に取り付けていますので見てネ!)
さて、道の駅「象潟」で、S川さん夫婦、N野さん、N村さんにも、バッタリ遭遇する。
おのおの、予定コースの情報など話題も多い。皆さん、ソロ・ツーリングで行かれるようだ。
しかし、暑くなってきた。ここに来るときの道路情報掲示板で、現在温度は31度ほどを表示していた。内陸方面は、もう少し上がるようだ。
夏場のバイクは走行している時は良いが、信号などで止まるとジリジリと熱さが伝わってくるのだ。エンジンからも熱気で、まさに「股ぐら火鉢」状態である。(笑)
東北方面に来ると、必ず寄る「庄内観光物産館」で買い物をして、再び、次の目的地の横手「秋田ふるさと村」へ向かう。
由利本荘から本州横断ルートである107号線は、まさに新緑のなかで適度のコーナーを楽しめる林間ルートである。この本庄街道は走りやすい道路で、再びツーリングに来たくなるルートである。
走りを堪能しつつ、3時頃に、秋田「ふるさと会館」に到着。各自、御土産など探索。珍しいものとしては、かけるだけで、なんでも横手焼きそば風ソース味になるという、万能(?)
ソースが販売していた。蕎麦やうどんにかけて、試したいのだが購入者はいなかった。(^^;)
さて、30分ほど休んだ頃、本日の宿である湯川温泉「ふる里」へ向かう。
山間のルートを1時間ほどのツーリング、JR北上線の「ほっとゆだ駅」を通過し県道を走行する。
のどかな、山間ルートを走る。
かつては、この地域では「土畑鉱山」で栄えていたとの事で、当時の廃墟らしき建造物も見られた。
4時過ぎる頃に、今日の宿「ふる里」に到着となった。周りには、なにもお店がありませんとH本氏から聞いていた通りである。
宿には大きなドーム型車庫があり、メンバーのバイクを収納させる。先着組のバイクもある。
宿は、秘湯の温泉旅館という感じで、思っているより立派である。歴史を感じさせる。
なんでも、冬季には積雪が3メートルほどあるのだそうだ。スゴイ!
さっそく、温泉に浸かりホッとする。湯船から、すぐ下を流れる渓流をながめつつゆったりできる。
露天風呂に入っていたK埼氏、渓流にカルガモ親子が現れたと、カメラで撮影したとのこと。
今回、参加されたメンバーは20名。都合で参加できない方が、今回、多かったようだ。
宴会では、恒例の自己アピール後に乾杯から始まり、バイク談義と、明日のコースで盛り上がって
いた。温泉と、お酒、バイク話は最高でした。(^^♪
楽しいひと時、ありがとうございました。
今回、アクシデントとしては走行途中、蜂がジャケットの中に入ってしまい、複数個所を刺された人もいたが、ススメバチでなかったのが不幸中の幸いか・・
翌日、皆さん方は早起きで、温泉に入る方・バイクを磨く方・そうそうと出発された方など、様々である。宿の前で記念写真を撮影して、次の目的地、道の駅「さんない」まで全員でツーリング、恒例の記念撮影をする。
最後に会長、K﨑さんより「次のツーリングでお会いしましょう。また、事故の無い様に安全運転で帰りましょう」シメの挨拶をうけ、現地解散となった。
私たちのグループは、N村さん・K倉さんが加わり、来た時のルート、国道107号〜7号で帰路についた。今回の走行距離は、700キロ程となる。梅雨時ながらも天候に恵まれたツーリングだった。
また、皆さん、ツーリングでお会いしましょう!
新津ツーリングクラブ 2016.07月 Web版 会報
ライダーにいつ