新津ツーリングクラブ 2013.10月 Web版 会報

ライダーにいつ


えびなまんぷくツーリング 2013.10.06 by かわさき
新津ツーリングクラブの定例ツーリング最終回は、福島猪苗代湖の湖南に位置するえびな食堂を目指してのツーリングとなった。近年マスコミや口コミでに取り上げられ、かなり有名になり混み合っている食堂だ。
このえびな食堂へ行くようになったのは、会津若松せあぶり山頂上のレストハウスがなくなってしまった。そこで近くの昼食場所として探して見つけたのが最初だったような気がする。もう7〜8年前のことである。
本来のツーリングタイトルは「背あぶり山ツーリング」なのだが、えびな食堂の印象が強いためえびなまんぷくツーリングとなったようだ。

10月6日の朝は、晴れで暑くもなく寒くもなく絶好のツーリング日和り、いつもの場所に14名が集合し、簡単なミーテイングをして出発。今回も二班に分けて走行となり、途中何名かが合流して全員で16名でのツーリングとなる。

今日のメンバーには、何と数ヶ月前に免許を取り県外のツーリングは初めてという18歳のT村君が参加したのだ。
二輪には大変興味があるらし、私を始めとする高齢化が進んでるバイク乗りの連中とうまく話しをするではないか。若いのにすごい!とみんなは感心することしきり。
私も免許をとったばかりの頃はこんなだったのかなと思ってしまう。

出発しから40分、稲刈りが終わった田んぼの間を走る国道49号線はここから山道という入り口に、道の駅「巨木の里」がある。
ここで1回目の休息と待ち合わせたメンバーとの合流をする。
いつものことだが1回目の休息は、自己紹介がてらのバイク談義に花が咲く。
ABSだの燃料計だとか最新機能などが話題になるが、古くて一番小さい250で参加の私は何も話すことがない・・・。いつでもどこでも私は指をくわえ、うらやましそうに聞いてるしかない。
心の中では、えーい!何時かはハーレーのトライクに乗って主人公になるぞ(と思うが)

休憩を終え再び走り始める。出発が7:00ということで、順調に走ってしまうと目的地のえびな食堂に早く着いてまだ開いてませーん!てなことになる。いつものツーリングより休息カ所を増やし時間をとるようにしてる。
2回目の休息は福島県へ入り道の駅「にしあいづ」へ。
いつもだとこの辺で麺が好きな事務局のH本氏は、軽くラーメンやそば類を一杯所望するのに、今日は食べない。理由を聞けば、えびな食堂の盛りがいいので今食べると完食できないので!とのこと。

確かにえびな食堂の盛りは普通ではないので、私もソフトクリームだけにする。天候がよいので、夏を惜しむかのようにソフトクリームを食べるメンバーはたくさんいた。

道の駅「にしあいづ」を出発し次の休憩地は強清水(こわしみず)。道中国道49号線沿いでは、新潟では稲刈りが終わっているが福島では今が稲刈りの真っ最中、やっぱり標高が高い分新潟よりは遅くなるのだ。猪苗代湖の湖面の標高は500mと前後とか。
また紅葉には早いがススキが風になびき秋の風情を醸し出している。
私はこのススキを見ると秋が来たなーと思うし、ススキの林道を走らなければという衝動感に駆られてしまう。

何だかんだで16台のバイク集団は会津若松背あぶり山の麓にある強清水へ到着するのであった。
強清水とは?親不孝なバイク乗りが・・・違った酒飲みが悪さをして家族を困らせ、この強清水によって改心するという伝えがあるところだ。
何故か湧き出ているこの水をしきりに飲むメンバーが多かった。私も自慢じゃありませんが親不孝の代表選手なのでしっかり飲みましたよ。

新津ツーリングクラブでは過去に何回かここに立ち寄っている。ここの名物は、ニシンそばや饅頭そばが有名だ。ニシンそばは干物のニシンが入ってて分かるが、そばやラーメンにあんこたっぷりの饅頭が入るのが名物になっている。けど私は食べたことがありますよ。
私はやる気もないのに、饅頭を買ってえびな食堂でラーメンに饅頭を入れて食べれば、強清水の味も楽しめる〜とわめいたが誰も取り合ってくれなかった。さすがにここで食べるメンバーはいなかった。

各休憩でたっぷりと時間をとったことで強清水で11:00となり、郡山市湖南町にあるえびな食堂へは11:30頃に着くだろう。
気が小さい私は早く着きすぎて、店が開いてなかったらと心配してもいたのだ。

強清水から約30分、稲刈り真っ最中の山田の道を走り11:30に着いた。やはり早いせいか客もまばらで私たちが入ると店の半分を占拠してしまう。
その後他のバイクツーリングの連中や家族連れで店は混んできて、12:00頃には入れない客も出始めるのであった。
新津ツーリングクラブの昼食は、食堂やレストランの開店早々か客が少なくなった13:00頃とか利用するようにしているのだ。

マスコミや口コミで有名になったえびな食堂、私は迷わず塩タンメンを注文する。普通盛りでもボリュームがあり良い味でスープもおいしい。
私は今まで気づかなかったが、タンメンにはニンニクがいっぱい入っているとか。そういわれてみればニンニクの味もするし、だからおいしいのかもしれない。
メンバーの中で二人が大盛りに挑戦したが、大盛りのどんぶりはもうすり鉢である。二人ともケロッとして食べていて、すごいすごい!私には無理である。

混み合ってきた食堂内では大盛りを注文した客から歓声が上がり、盛んにスマホや携帯のカメラで撮る光景が見られた。
味も良いし目でも楽しめる麺類をたらふく食ったメンバーは大満足で店を出る。そして恒例の店の看板前で記念撮影となる。
はいチーズ。

お腹いっぱい食べて、眠気の心配もある中、現地解散ツーリングの猪苗代湖湖畔の志田浜へ向かって走る。
日本で4番目に広い湖に浮かぶ磐梯山は頂上付近は雲に隠れて見えない。
およそ40分ほど走り志田浜へ。大きい湖だから砂浜があり各地に何とか浜がある。夏は海水・・・違った湖水浴客でにぎわうのだろう。

今日のツーリングはここ志田浜で一旦解散する。バイクの性能や技量の差などがあり、帰路は自分の走りでと現地解散となってる。
帰路も安全運転で、まんぷくになり特に居眠りには注意等のあいさつで解散となる。
来た道と同じ国道49号線を走るグループ、磐梯山の裏側を走るグループや高速を使って帰るグループなどがあり、希望すればどのグループにも加わっても帰れる。
私はオフロード車、福島金山町から新潟県の津川まで続く、峰越林道を走って帰ることにする。今日のツーリングはオフ車は私一人、当然一人で帰ることになる。

解散後、国道49号線を新潟方面に向けて走り、柳津から林道がある金山町まで40q程走ること50分。峰越林道の入り口に着く。
先月台風が来て土砂崩れで通れるか心配だったが、通行止めの看板はなし。よかったここで通行止めと分かるとまた国道49号線へ戻らなければならない。

16:00で暗くなり始めている早めに林道を抜けなければ・・・今日は舗装路を走るため空気圧が高め(普通)でグリップが効かないがかっ飛ばすぞー。道ががひどくなってきたら空気圧を低くするし、携帯用の空気入れも持ってきている。

わーい林道だとか、久しぶりだとか喜んで走っているが一人だと崖に転落したらそれでお終いとなる。慎重さも必要とバカになって走らないことにした。

どれくらい走ったのかな、何と何と!いつもの忌まわしい看板が!ひどい!こんな途中で通行止めの看板を立てんじゃねーぞ〜。林道の入り口で立ててくれよな〜。
突破して通れない現場を見てこようと思ったが、辺りは暗くなり始めてるし、また国道49号線まで戻るのに時間をかけなければならない。
仕方なく転回してトコトコと戻るのであった。今思うにあの通行止めの看板を崖下に落としてくればよかったな。(思っただけですよ)

林道が通れなく、しかたなく国道49号線まで戻るがその道の遠いこと遠いこと。残念な気持ちで自宅に向け走り始めるが、途中新潟まで90qの道路案内が見えるとチョットくらい気持ちになる。
淡々と走り朝休憩した道の駅「にしあいづ」に寄り、箱入り喜多方ラーメンを購入する。朝は二輪も多く駐車していたが今くらいの時間になると全くいない。祭りの後の静けさ、てな感じだった。

家に着いたのは19:00を過ぎていた。走った距離は350qとなり今日のツーリングでは私が一番長く走ったのではないかな。
グルメツーリングとなった今回のツーリング、みなさんとバイク談義やえびなの麺類の話などでワイワイ楽しく過ごすことができました。楽しい一日でした。お疲れさまでした。