新津ツーリングクラブ 2013.6月 Web版 会報
ライダーにいつ
エピローグ・・
今年も、走る時が来た。ツーリングクラブ、今回で4回目と
なるツーレポとなる、爺恵寿です。さて、今までと違うのは
前日に、今回のツーレポをお願い!と、K・茜丸氏から
メールで突如に、お願いされた事(笑)。Really? 後日に検
討します、とは返信しましたが・・
という訳で、最後までお読みください。どうぞ、よろしく!
いざ、出発
さて、今回の目的地は、信州は大町温泉。白馬方面と言うと分かるかと思う。
日程は、6月22日・23日、毎年の7月開催より、会長のアイデアで、泊ツーリングは1月程早く設定となった。気になるのは天候である。週刊予報では晴れだったのが、直前に怪しげな台風が発生したために、じわりと影響が出てきたのだった。
いよいよ、当日、現地集合の酒宴に向けて27名のメンバーは例年の如く、大きく動き始めた。( と思う。(*^_^*) )
私は、4時30分ごろに起床。前日までに準備が完了していないため、ちょっと早起きである。あたふたと支度をして、相棒のBMWと共に、自宅を6時頃に出発する。マシンはセルを回すと何時も通り、ブルルンと目覚めた。天気はちょっと重たい曇り空。まだ雨の気配が気になる。やはり台風の影響か、テレビでは、地域によっては大雨注意報などが出ているとの情報である。
無常の大雨
とりあえず、H本さんグループは、国道8号線を糸魚川経由で行くとの事を聞いていたので、例年通り、途中での合流予定を目指す。
順調に走行していたが分水付近で、ポツリポツリとあたってきた。今回も合羽装着となり先を急ぐ。間もなく、柏崎付近で、土砂降り状態となる。
前方が確認しづらいほどの局地的な豪雨になり、シールドの内部も曇ってきた。走行不能となり、しばし、道の駅・米山フィッシャーマンにて避難する。
新津ツーリングの、一泊ツーリングというと、なぜか雨がつきものだなぁ・・
そういえば、昨年の田沢湖の2日目は合羽着っぱなしだった・・などと思いながら、小雨になったころ合いを見て走行を始める。
快適ツーリング
直江津を過ぎた頃には、天候も回復し始め、だんだんと青空が広がってきた。青い海を見ながらの、快適な巡航速度で進む。路面も乾いてきた。
10時30分頃、「道の駅 能生」で休憩する。まだ、ツーリングメンバーは誰もいないようだ。
土曜日でもあり、かなりの混み具合だ。カニの食べ放題の店もあり賑わっている。ちょっとしたお祭り状態である。私は、富山のブラックラーメンが販売していたので食す。名前の通り、スープは、まっ黒けである。はたして、ややきつい醤油と胡椒、そして太麺とバランスが絶妙で美味だ。新潟の生姜醤油ラーメンと同じく、ソウルフードなのだろう。
本体に合流
食べ終わった頃に、H本さんグループが到着。H本さん、K谷さん、KM井さん、T中さん、G藤さん、M橋さん、I藤さん(乗用車)でのグループ走行だ。
ここで、皆さん、昼食などをとるようで、急ぐ旅でもないので、私も、合流させてもらう。今日の雨の情報や、走行ルートの確認など、話も弾む。一人も気楽だが、やはり、グループでのツーリングも面白いものだ。
信濃路を行く
さて、天候が回復したので気持ちも、弾む。各自、隊列を組みツーリングとなる。
糸魚川より、国道148号を上る。姫川を見ながら、だんだんと山間地となり景色が変わってくる。新緑の山々ぞいに曲がりくねる道路。走りながら、だんだんと標高が高くなる事がわかる。
またまた、雲行きも怪しくなってきた。ソロ参加で、2〜3キロ先を走っているクラブ員から、アマチュア無線で「こちらでは、雨があたってきました。」との情報報告が入ってきた。クラブでは、連絡用にアマチュア無線を活用している。もちろん免許資格者である。バイクツーリングと無線は、ほんとに連絡用に相性がいいアイテムである。無線免許が必要だが、ぜひ、他のバイクライダーにお勧めのアイテムである。
再びの・・雨?
さて、しばらく走ると、やはり、ちょっとずつ雨粒もあたってきたようだ。
バイク乗りの習性は面白いもので、私の経験からすると、雨が本降りなるまでギリギリまで走る!という方、もうひとつは、雨男が同行(?)しているらしいので、すぐに合羽装着!と2種類のタイプがいるらしい。
とりあえず、雨粒が当たりつつも、無事、午後1時過ぎに、道の駅「小谷」到着。休憩となる。空は雲が厚いが、流れが速い。たまに青空が覗く。
ちょっと小雨もぱらつく天候だ。これから先が気になる。
時間的にもちょっと早いので、宿泊先には、すぐに入れないようだ。とりあえず、相談のうえ、天気を見ながら、白馬ジャンプ台まで経由する段取りになった。
怪しい天候の中、今日の激しい豪雨のトラウマで、そそくさと、合羽、ブーツカバーまで装着していた方が何名かいた。が、結局、以後は降らなかったばかりか、日差しで暑くなってきたのだった。一時間程休んで出発。
人は単なる雨儀式と言う。過去にも、そういえばあったなぁ・・このパターン・・
迫力のジャンプ台の頂上へ
さて、N村氏のBMWと、ハーレー乗り、今回は四輪で参加のY井氏が加わった。
148号線の風景を楽しむ。そして、2時30分に、八方山の麓、白馬ジャンプ台へ到着。この頃は、天気も快晴となっていた。ジャンプ台はノーマルと、ラージヒル2つが並んでいる。近くで見ると迫力ある建造物だ。
また、ジャンプ台で滑走練習しているアスリート達も、見る事が出来た。
せっかくなので、500円のリフト券を購入し、ジャンプ台の上まで行き景色とジャンプの様子を堪能する。だが、やはり高さがすごい。
標高は800m以上、簡易階段では、眼下の高所景色がスケスケで、歩く事にビビる。高所が苦手の方は遠慮した方がいいようだ。ここから滑走する最高スピードは、時速90キロ以上 ! すごい。
大町温泉〜集合の巻
さて、小一時間ほどの観光後、一行は今夜の宿泊先、大町温泉を目指し走行となる。
ここまでくれば、もう少しだ。
白馬周辺、高原の風景を堪能しつつ、快適な信濃路を楽しむ。段々と、残雪の残る飛騨山脈の山々が近くなってきた。標高は800mを超えている。その麓にある今宵の宿「山田屋」に16時頃に到着となった。その後段々と、集まってくるバイク。やはりこれだけのバイクが集まってくると迫力がある。恒例の生バイクを見ながらの、ウンチク話も面白い。
今年の話題は、T辺さん、KM井さんのクラッチレス、ホンダVFR-1200Fと、エンジンのフルレストアで?十万をつぎ込んだ、10万キロクラブのY井さんのXJ-750である。曰く、シートカバー交換では、バイク純正メーカーの最後の1枚でした、との話。すごい!また、今回の最高齢者参加、80歳を超えておられるF田さんのビジネスバイクも渋い。
標高があるので、だいぶ涼しいようだ。
さて、温泉に皆さん、浸りながらのツーリング談議に花が咲く。疲れも癒される。
今宵の酒宴は27名、お約束の自己紹介から始まり、宴は進んでいった。美味しい料理と
お酒、バイク話で時間は、あっという間に過ぎて行く。
さらに2次会でも話題が盛り上がり、信州の夜も更けて行ったのだった。
そして、2日目へ
さて、翌日は天候も回復し、晴天の一日になるようだ。私は5時起床。定例の早朝、温泉へ。
何人か、先に温泉に浸かっている。皆さん、いろいろなルートで帰るらしい。朝の温泉・バイク談議などをしながら話がはずむ。心配していた天気もいいようだが、暑すぎても困るのもの。
一見、ライダーは風を切って走行するので、見た目は気持ちよさそうにみえる。
確かに時期によっては爽快だが、暑いときなどは熱風を受けて走行する時もあり、また、エンジン熱などで、股ぐら火鉢状態である。体力の消耗も激しい。
白馬で集合写真
さて、朝食後に、お約束通りの旅館前で集合写真撮影。9時に宿を後にして、白馬ジャンプ台駐車場に全員で移動する。総勢20台以上のバイク走行は迫力がある。
ここでも記念撮影して現地解散となった。
この後、残って見学する方、別ルートですぐ出発するメンバーなど様々である。
そして現地解散 !
私は、H本グループで来た道路から帰る事にする。
K田さん、M橋さん、H本さん、N村さん、I藤さん(四輪)、そして私での、帰路ツーリングとなった。10時半に、最初に道の駅「古谷」にて休憩。
日曜日なので、観光客で混んでいる。
急ぐ旅でもないので、土産物を買い、アイスを食べての、まったりする。なんと橋本さんは、さっき、朝ご飯を食べたのに、もう蕎麦を注文して食べていた。さすがである。なんでも山間部の蕎麦は美味しいのだとか。
私は、地元の採れたての牛乳を試飲させていたので、ありがたく頂く。やはり濃く・生クリームの風味で感動もの。さて、なんだかんだで、満足した一行は、出発したのだった。
帰路へ
長野・新潟県境を過ぎ、姫川渓谷崖沿いに長く続くトンネルとスノーシェイドが続く。また、国道148号線の向かいにある大糸線も同じくスノーシェイド。かなり長い下り坂でもあり、標高が下がっていく。来た時とは感覚が違うようだ。
また、今日は、日曜日と言う事もあり、車の流れも速いようだ。バイクの集団や、かっ飛ばしバイクも目につく。やはり途中で、白バイと、バイク野郎が仲良くなっている光景も見る事が出来た。
国道8号線にでて、海沿いのクルージング。青空と海の青、景色も最高である。
山・海と景色を堪能できたツーリングであった。
6月ツーリングも良いものだ・・と思った。
全走行距離は、470キロ程。クラブの皆さんも、大きなトラブルもなく、安全運転で終了する事が出来たようです。また、クラブのツーリングで皆さん、お会いしましょう!