新津ツーリングクラブ 2005.7月
Web版 会報
ライダーにいつ
四万温泉一泊ツーリング (群馬四万温泉)
1 四万温泉郷に向けて
新津ツーリングクラブ一泊現地集合解散のツーリング、今年は7月9〜10日、行き先はぐっと近くお隣、群馬県吾妻郡の四万(しま)温泉です。四万温泉は上信越国境の山々を源流とする四万川沿いにあり、標高700m、1,500m級の山々に囲まれ元禄5(1692)年頃から湯治場になっている歴史のある温泉です。
NHK朝の連続ドラマ「ファイト」でヒロインが働く温泉宿のロケ地にもなっているところ、あちこちにポスターが掲げられていました。
このツーリングは現地集合、解散で気の合ったメンバー、あるいはソロや家族連れで思い思いのコースを走って、道中のドラマを肴に、おいしい料理、酒で交流して温泉も楽しめるというもの。参加者は32名!宿のあやめや旅館はほぼ貸し切り状態。
2 走行ルートの設定
私の乗るバイクは250ccのオフ車、四万温泉には津南秋山郷から志賀、草津に出て野反湖から林道らしき道路を通るコースを考えてみました。例年、目的地まで予定通り走ったためしがない私にとってコースをこのくらい考えればたいしたものです。
以前バイクにGPSを付けて走行していた時期がありましたが、今ツーリングはポケットコンピューターによる簡易GPSとしてハンドルにくくりつけて広域地図のみ用意していざ出発。この簡易GPSは、地図ソフトが古く現在地のみ表示しするものであまり役に立ちませんでしたね。用意した広域地図と合わせてやっと宿へ行き着いた感じでした。
3 懐かしい路
信州秋山郷はじめ奥志賀林道は、未舗装の時代に思いっきりかっ飛ばしたのですが今は全線舗装されちょっと残念な気がします。舗装された林道をオフ車で走るというのは何かつまらないのですが、積極的に林道を探して走る元気もありませんからそのまんま走るしかありませんね。
奥志賀から志賀高原へでる観光道路を走っていると、親子連れの猿の群れが道路や建物に現れ、おお猿発見!なんて思っていたら観光客が餌をやっている。どうやら観光客による餌付けがされ、珍しいものではないようである。次は熊でやってみろー!
4 昼食
今日は一日志賀高原や草津の観光ルートを走ることから、お昼頃に食堂やレストランが見つからないかもしれない。そこでコンビニからおにぎりとカップラーメンを購入し、見晴らしのいいところで昼食を摂ることにした。カップラーメンだからお湯が必要で、このためにガソリンバーナーの優れものを購入して持ってきている。このバーナー何が優れているかというと、ガソリンが使えるのである。燃料タンクからガソリンを抜いても使えるし、反対にガス欠になったらタンクに補給してもいい。
でも山の中でカップラーメンのお湯を沸かすだけに使うのはちょっとむなしいが・・・。→がツーリング一日目の昼食である。ひょっとすると志賀高原のお猿さんのほうが私よりいいものを食べているかもしれない。
5 野反湖から林道へ
草津から四万温泉郷へ行く道は結構あり、その中で林道と思われる野反湖から四万温泉郷へ抜ける道を走ることにした。持参した地図やGPS地図には載っていない道であり、通れるのかどうかも分からない。まあ通行止めで戻っても集合時間には間に合うだろう。
野反湖まで行って林道の入り口をあちこち探し、それらしき道を見つけ走り始める。比較的フラットなダートで林道なのか不安になるが標高が高くなるに連れ林道らしくなり四万温泉郷へ抜ける道と確信する。この林道、土曜日にも関わらずミキサー車が激しく往来しており車同士のすれ違いがとても大変であった。どの運転手もバイクを追い越させてくれてありがたかったけど、林道をミキサー車の速度で走り続けたらと思うとゾッとする。
山なので夕暮れは早く林道が薄暗くなってきたところで、ぽつりぽつり雨が降ってきた。カッパを着なければ・・・でも面倒だー。GPS、デジカメや無線機などの電子機器は防水対策はしてあるのでそまま走ってしまえ。それから15分ほど走ったら四万温泉郷にでることができた。「あやめや旅館」の案内を頼りに午後4時に無事に到着、本日まあまあの300q走行でいい走りでした。宿の玄関で荷物を降ろしているところへ雨が本降りになってきて傘使用、到着してから雨でラッキーでしたね。
6 宿では
少々早めに着いたので、温泉に入る時間がありゆっくり温泉につかる。ガッツリ走った後の温泉は気持ちがいい。「あやめや旅館」は街並みから少し外れた所にあり、落ちついた雰囲気の旅館である。早く着いた人は、貸し切り状態なので、気ままにホールでビールを飲んで、集合時間の5時には、かなりで「きあがった人」たちがいましたね。そしてその足で露天風呂に入った恵比寿顔の御仁がおられたそうな。
夕食、宴会は昨年と同じ小童たちによる乾杯の音頭で始まりおいしい料理、酒で親睦を深めるのであった。何時でも何処でもバイク乗りはバイクの話が尽きない。夜半までぐっつら飲んで話して、そして恒例のラーメン屋へ。朝ドラ「ファイト」のロケで使っているという旅館を見ながら近くのラーメン屋へ。このラーメン屋、赤ちょうちんのような店で大丈夫かと思ったが味も良く、おいしく食べられてごちそうさまでしたー。
7 奥四万湖までツーリング
翌10日、梅雨の真っ直中であり朝から雨が降っている。予定では全員で奥四万湖までのツーリングとなっている。大丈夫だろうか・・・。日頃の精進の賜か、朝食を食べているころから晴れてきてツーリングはできそうである。旅館からゆっくりめの9時30分出発、数q離れている奥四万湖までツーリング、走行順序は並んだ順に走るがバイク、車の列が長く伸び文字通り長蛇の列になり30台ものバイクが走ると壮観である。
梅雨空の下、関東の水瓶奥四万湖に無事に到着、さっそく記念撮影をして、しばし歓談の後、午前10時、安全に家まで着くよう確認し合いながら解散となった。
8 それぞれの帰路
今回は解散後それぞれの帰るコースはどんなか数名に聞いてみました。
高木 | 往路は国道17号線をゆっくりペースで雨にも当たらず蒸し暑い中、昼食でおいしいラーメンを2回食べてきました。途中バイクから荷物を落としそうになりましたけどね。帰りは同じ道を5〜6人でゆっくり走って帰りました。今回は無線の受信はできて確認のため聞こえたら手を挙げて、と言うから手を挙げてたら次は「お猿さんのまねをしなさい」なんて言われたのよっ! | ||
鈴木 | 奥志賀、草津から軽井沢へ行き、また草津に戻り新潟へ。久しぶりに走り、気持ちが良かった。10日は自宅午後7時着、最高のツーリングあんばいでした。たまにはソロツーリングもいい! | ||
円山 |
群馬サファリパークに行ってみました。バスで園内をまわり大人でも楽しめますよ。川の流れで川底が浸食される大穴にも行ってから新潟へ帰りました。 |
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曽川 野村 吉井 |
職場の仲間同士でもう一日走るため湯西川へ行きました。湯西川へは200qほど、細い道が続き走りにくかった。湯西川ではちょうど竹の宵まつりが開催されていて、切った竹に明かりをともしたローソクや短冊を飾りつけ幻想的でした。宿は民宿で、手作り温泉?手作り風呂で、料理に山椒魚が出されこりこりしてうまかった。 | ||
伊藤 | 往路で転倒してレバー、ナックルガードやエンジンガードが破損した。何で転んだか分からないのだが・・・帰りは来た道ゆっくり帰りました。 |
9 オフロードを走り帰る
奥四万湖で解散した私はオフ車で参加した渡辺氏と長野の林道を走り新潟へ帰ることにした。地図を持っている渡辺氏から昨日走った比較的荒れの少ない林道を万沢林道と聞いた。渡辺氏は昨日は時間に余裕があったためこの林道を往復したとのこと。
長野の丸山林道、他を走るために再度万沢林道を走り野反湖から草津、湯田中へ向かう。朝から夕方までガンガン林道を走り、途中通行止めもありましたが、車はだめでもバイクは通れるという林道でラッキーでしたね。転倒や事故もなく無事に300q程走り自宅へ着くことができました。
このツーリングで出会った動物は猿、カモシカ、蛇などで蛇は踏んづけませんでしたね。 一泊ツーリングに参加したみなさんお疲れ様でした。 かわさき